【開催報告①】菊池守先生「100歳までスタスタ歩ける足のつくり方」講演会|盛岡で122名が参加

歩ける日々が、人生の自由をつくる。

2024年3月10日(日)、盛岡市の「プラザおでって・おでってホール」で、公益財団法人岩手県福祉基金の助成を受けた「100歳まで立って・歩ける足のつくり方事業」を実施しました。

午後の講演会には122名が参加。足の健康を自分ごととして考え、「これからも自分の足で歩き続けるために、今日から何ができるか」を学ぶ一日になりました。

プラザおでっての「100歳までスタスタ歩ける足のつくり方」講演会会場
プラザおでっての「100歳までスタスタ歩ける足のつくり方」講演会会場

122名が集まった足の健康講演会

当日の主なプログラムは次の通りです。

時間 内容
10:00~12:00 足の相談会(10名)
13:00~13:10 挨拶・フットケアの歩み
13:10頃~13:50 「フットケアの実際」中村晴美
13:50~14:00 休憩
14:00~15:30 「100歳までスタスタ歩ける足のつくり方」菊池守先生
講演後 質疑応答

午前は少人数の相談会、午後は基礎的なフットケアと専門医による講演という流れです。知識を聞くだけでなく、自分の足の状態や日頃の困りごとを見直せる構成にしました。

菊池守先生の講演を聞く盛岡の参加者
菊池守先生の講演を聞く盛岡の参加者

中村晴美「フットケアの実際」

最初の講演は、中村晴美による「フットケアの実際」です。足や爪は毎日使っているのに、靴下や靴に隠れて変化を見落としやすい場所でもあります。

フットケアの出発点は、特別な道具よりも、まず足を見ることです。爪の色や厚み、皮膚の乾燥、赤み、腫れ、傷、タコや魚の目、靴が当たっている場所などを確認すると、小さな変化に早く気づけます。

ご本人だけで確認しづらい場合は、ご家族や介護・医療の支援者が一緒に見ることも大切です。痛み、出血、治りにくい傷、急な腫れや色の変化がある場合、また糖尿病や血流障害がある場合は、自己判断で処置を続けず医療機関へ相談してください。

「フットケアの実際」を講演する中村晴美
「フットケアの実際」を講演する中村晴美

菊池守先生が伝える「足から健康寿命を考える」視点

特別講演の講師は菊池守先生です。開催当時は下北沢病院院長として、足病医療の第一線で診療にあたっていました。現在は一般社団法人「足の番人」理事長、RiCarna
Clinic院長として、足のトラブルを早く見つけ、必要な専門家へつなぐ仕組みづくりにも取り組んでいます。

講演テーマは、著書名でもある「100歳までスタスタ歩ける足のつくり方」。歩くことは、買い物に行く、人に会う、趣味を楽しむなど、その人らしい暮らしを支える基本です。だからこそ、足の痛みや爪・皮膚の異変を「年齢のせい」と我慢せず、早めに気づき、整え、必要な支援へつなぐことが重要です。

盛岡で講演する菊池守先生
盛岡で講演する菊池守先生

実演を交えた、分かりやすい講演

菊池守先生は、足や靴の状態を実際に示しながら、毎日の暮らしの中で足を守るポイントを分かりやすく伝えてくださいました。

足と靴について実演を交えて説明する菊池守先生
足と靴について実演を交えて説明する菊池守先生

足を守ることは、暮らしを守ること

今回の講演会で改めて感じたのは、足の健康は「足だけ」の問題ではないということです。歩く力を保つことは、外出や交流、自立した生活、そして生きがいを守ることにつながります。

第2回では、講演テーマをもとに、100歳まで歩くために日常で確認したいポイントを分かりやすく整理します。

第2回:足は健康の土台|100歳まで歩くための足づくり

関連情報

本事業を支えてくださった公益財団法人岩手県福祉基金、ご登壇・ご協力いただいた皆さま、そしてご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。